元No. 1キャバ嬢のひめかさんが話題に上がるたびにその存在が気になってしまう合同会社エクシアの元代表社員・菊地翔かけるん。
かけるんと言えばキャバクラでの豪遊しまくりのイメージですが、そのお金の出所はかけるんが代表を務めたエクシア合同会社。
こちらの記事でははて?かけるん一体何をしたんだっけ?という方向けに
かけるんが代表を務めていた合同会社エクシアについて、そしてそこで行われていたポンジスキーム詐欺についてわかりやすく説明したいと思います。
どうぞご覧ください!
目次
エクシア合同会社とは?
エクシア合同会社ってどんな会社?
まずそもそものエクシア合同会社とはどんなもの?という点からご説明します。
エクシアは2015年にひめかさんと噂が絶えない菊地翔=かけるんが設立した合同会社。
2019年9月に名称をエクシアジャパンからエクシアへ変更。
そもそも合同会社って何?
株式会社は良く聞くけど、合同会社とはそもそもどういう会社なのでしょうか。
合同会社とは、2006年の会社法改正により新しく設けられた会社形態で、アメリカのLLC(Limited Liability Company)をモデルとして導入されました。
合同会社は「出資者=会社の経営者」の持分会社で、出資したすべての社員に会社の決定権があります。
freeeより
株式会社では出資者である株主と経営を執り行う取締役の役割が切り離されているのが一般的ですが、合同会社の場合出資者=社員となり経営の権限を持つことができます。
株式会社ではお金の出資者=株主
合同会社ではお金の出資者=社員
ただこれだけだと人数が増えた場合に混乱を招くため社員の代表として代表権限を行使する社員を定款で定めることが可能です。これが菊地翔さんのポジションである代表社員となります。
また出資者でも2名以上の社員がいる場合、定款に定めることで経営に参加する人だけに業務執行権限を与えることができます。これが業務執行役員です。
また役員の任期も合同会社では定められていないので、長く同一の体制を組めるメリットなどがあります。
現在では各社も取り入れるごく一般的な合同会社の手法。
合同会社というシステム自体には何も悪い部分はないので、その点はご理解ください。
かけるんは一体何をした?エクシアの実体は?
エクシアが出資金を募った方法
このエクシア合同会社がすごいのは出資者=社員はおよそ5000人、実に530億円以上の資金を集めたという点です!
エクシアのやり方は以下の方法。
「合同会社」であるエクシア本体が、社員権販売の名目で出資者を募る。
文春オンラインより
次いで集めたカネを、シンガポールにある子会社の「エクシアプライベートリミテッド」に貸し付け、運用させる。そこで生じた運用益と、貸し付けの返済金がエクシア本体に入る。
<2016年から2019年までの年間運用利回り>
2016年 97.36%
2017年 43.84%
2018年 43.99%
2019年 35.33%
ゼロ金利と言われる昨今でこの年間利回り!
甘い蜜を吸いたいと思う出資者が増加し500億円超のお金を集めたことになります。
さらにエクシアの代表社員はSNSで連日豪遊する様子を公開、幹部はテレビ番組へ出演してその暮らしぶりを公開するなど、高利回りを裏付ける要素を見せつけることも意図があってやったことのようです。
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実体はポンジ・スキーム詐欺だった!?
しかしこの手法に暗雲が立ちこみ始めたのが2022年5月ごろ。
解約はもちろん利益の出金申請もすぐにできるとしていたエクシアですが、5月ごろから出金に応じなくなり始めます。
徐々にSNSでは「出金できない」という怒りの声も上がり始めました!
ポンジスキームの疑いがあると噂されるようになります。
ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。
金融リテラシー協会より
「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。
簡単に言うと自転車操業です!
シンガポールにも法人を構えていますが、現地法人の決算書によると債務超過に陥っている状況。
その状態をわかっていながらの出資者の募集はまさにポンジ・スキームに当たるのではと思います。
現在のエクシア合同会社の状況
これらの動きを受けまずエクシアが行ったのが住所の移転。
〒106-6215 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー15階
〒130-0022 東京都墨田区江東橋2-2-3 三和ビル3階
家賃5,000万の六本木の1,020坪のオフィスから30万円の墨田区のオフィスにまずはお引越しをしたよう。
その後代表社員変更を発表。
これに対してはかなり物議が!肝心の新しい代表社員も現在不明な状況です。
そんな中10月26日にはエクシア被害対策弁護団のホームページが立ち上がり、第三次募集が行われています。
これまで20件以上の訴訟が起こされており、不当利得返還や損害賠償請求などが行われました。
払い戻しの拒絶、海外での運用実態が見えていない、子会社の債務超過など問題点が多く、多くの訴訟が行われています。
まだまだ問題がどんどん出てきており、訴訟の件数もさらに増えることが想定されています。
現在も出金はできない状態が続いています。
被害者と言われる人たちがいる以上、少しでも早く換金されることを願います。
まとめ
以上、菊地翔さんことかけるんが合同会社エクシアで行ってきた内容になります。
もともとのスキームが回っての数年間の高利回りだったも疑問ですね・・・
現在は出金できず訴訟を起こすなど被害者も多く出ている中でのかけるんとひめか嬢の行動。
炎上してしまうのも納得ですね。
これから裁判などでの解決になっていくのではと思いますが、被害に合われた方が少しでも報われることを願うばかりです。