4月28日に発表されたプリキュア初の舞台化『Dancing☆Starプリキュア』。
最近アニメの舞台化も多いことから、プリキュアの舞台化を心待ちにしていた人も少なくないと思います。
しかし蓋を開けてみるとどうやら世間の反応が思っていた感じと違う・・・
そう!なんと今回のプリキュアは全員男子プリキュアなのです!
このことに対してネットは大荒れし炎上してしまいました。
男子プリキュア舞台化炎上の理由についてご紹介したいと思います!

プリキュア舞台化!まさかの全員男子プリキュア!

4月28日に発表されたプリキュア初の舞台『Dancing☆Starプリキュア』。
その内容が想像の斜め上をいっていました・・・
今回プリキュアに変身するのは男子高校生!
彼らのダンスにかける日常と、プリキュアとしての使命を描くオリジナルストーリー、 舞台ならではの演出、目の前で繰り広げられる力強いダンス&アクションで 心躍る新たなプリキュアの世界をお届けします。2023年秋、東京・大阪にて上演、
プリキュア公式HPより
公演詳細、出演キャストについては続報を楽しみにお待ちください!
えぇ全員男性なの?しかも高校生!?
今までのプリキュアを知っている人ならあまりの設定の違いに驚きますよね?
そうこの無理矢理感さえあるこの設定変更こそが炎上の原因となってしまったのです。
では早速男子プリキュアに反対する理由を見ていきましょう!
男子プリキュア舞台化反対の5つの理由
炎上理由①初めての舞台化に女の子がいない!

1つ目の炎上理由がこちら。女の子がいない!という点です。
プリキュアは今年20周年を迎えるアニバーサリーイヤー。
そうファンの人たちが少しずつ積み上げてきたものの上にある20年間。
その大半が小さい頃からプリキュアに触れてきた女性たち。
それなのにアニバーサリーで初の舞台化。
それにも関わらず今までの設定が何一つ踏襲されていない男子プリキュアが初めての舞台として立ってしまうのです。
長年支えてきたファンだからこそ憤ってしまいますよね。
炎上理由②プリキュアのコンセプトが反映されていない!

2つ目のストレートな炎上理由がこちら。プリキュアの初期のコンセプトが反映されていないという点です。
プリキュアの初期コンセプトはこちら!
女の子だって暴れたい!
え・・・女の子おらんけど?って思うのが普通の感覚ですよね?
今までそのコンセプトに魅力を感じついてきたファンにとっては、「え?」ってなってしまうのも当然ですよね。
炎上理由③「女の子」の多様性はどこへ?

炎上理由3つ目はこちら。最大の炎上理由となります「女の子」の多様性という視点が一切ない点です。
プリキュアのコンセプトでもわかる通り、プリキュアは常に時代の変化を敏感にとらえながら「多様性」を尊重した表現に重きを置き「女の子はこうあるべき」というステレオタイプを乗り越えてきました。
それまでの戦闘物のヒロインは魔法での攻撃がメインで肉弾戦で敵をやっつける方法はほぼありませんでした。
そこがプリキュアの斬新さであり、こだわりでした。
自分でロケットを操縦したり修理したりという描写もあり、「パイロットや整備士は男性の仕事」という先入観をぬぐいさりたいといった男女で何か差があるわけではないと伝え続けてくれたプリキュア。
ただあくまで「女の子」の多様性を描くことにこだわっていたプリキュアのはずが、今年に入りその流れに変化が起こりました。
現在放送されているシリーズ20作目『ひろがるスカイ!プリキュア』の4月2日に放送された第9話「勇気の翼、飛べキュアウィング!!」で12歳の男の子・夕凪ツバサが、空を飛ぶプリキュア「キュアウィング」に変身。
メインキャラクターとして初の男子プリキュアが誕生したのです!
これに対してプロデューサーの鷲尾氏は次のように語っています。
プリキュアを続けていくことについては、毎年何かチャレンジをしていくことが絶対必要。以前、いずれ時代が過ぎれば、プリキュアは女性に限らなくていいというお話をした気がしますが、もしかしたらこのタイミングなのかなと
新しいイメージ、新しいキャラクターをどんどん入れていっていい。今年は20周年の節目でもあり、皆さんのご理解を仰ぎながら、男子のプリキュアを誕生させた。
新たな多様性の扉を開くため20年の節目において、ファンの理解を仰ぎながらアニメシリーズで初めての男子プリキュアが登場したのが今月の2日なのです。
この男子プリキュアに対しても賛否はあったももの好意的な意見が多かったです。
しかし、全員が男子となれば話が違います。
今回のポスターにもある通りキャッチコピーが「僕たちがプリキュア!」
長年築いてきた「女の子」の多様性はどこにいってしまったのでしょうか?
性差を受け入れないでなんでもかんでも多様性という一括りにされまとめられてしまうのも納得いかないですよね。

炎上理由④美少年コンテンツにされるのがイヤ!

炎上理由の4つ目はプリキュアのアニメの立ち位置です。
『プリキュア』の主なターゲットは3~6歳のお子さんです。ちょうど自我が芽生えてくるし、環境的にも保育園や幼稚園、小学校など家庭以外の場に身を置くようになる年齢ですよね。
Woman Typeより
プリキュアのターゲットは主に3〜6歳の小さなお子さん。
その子たちが「あぁなりたい!」と思うようなキャラクターを描くため過去の登場人物の中心年齢は小学校〜中学校の少し上のお姉さん。
それに対して今回の舞台版は全員が男性でかつ設定が男子高校生となっています。
ここの設定を変えたことによりネット上では舞台のターゲットがイケメンを見に来る大人の女性がターゲットでは?という憶測が出ています。
舞台を見る層である、ある程度年齢層が高い(プリキュアターゲットと比べ)女性のオタクコンテンツとして利用されることに対する怒りのような感情が原因のようです。
炎上理由⑤プリキュアである意味がないし既にある!
究極の炎上理由がこちら。
それプリキュアでやる意味あるの?という点です。
コンセプトも違ければ、ターゲットも違う。
ここまで来ると名前だけ使われた全く別のものですよね?
そしてこの男子プリキュアにぴったりなのがアニメ「美男高校地球防衛部」!
ビジュアル的にばっちりプリキュア。
しかも映画化&舞台化までされています。
もう男子こっちに任せておけばよくない?なノリになりますよね。
男子プリキュアへのネットの反応
最後にネットの反応を見て見ましょう。
厳しい意見が大多数ですね。
うたプリの炎上もあったばかり・・・
こんなことが続くと長く続いたアニメが炎上商法で消えかねないですね。
本当にこれ!
今まで支えてきたファンがあってこそ。
これから先も続くアニメを目指すのであればファンに寄り添った形で進めていって欲しいです。
まとめ
男子プリキュア炎上の理由についてお伝えしました。
最近はなんでもかんでもジェンダーレスやら多様性という言葉でまとめられてしまいますが、性差があるのも立派な多様性。
その中で生まれ20年間大切に育ててきたアニメが一瞬にして取って変われれてしまうのはファンとして受け入れ難いものがありますよね。
制作側も長年の作品を消費コンテンツにすることだけは辞めて欲しいと思います。

