「自動車の買取台数No. 1」で有名なビッグモーター。
最近何かと話題になっていますね。
そんな中社外秘の経営計画書が流出!そこにはかなり細かい指針が記載されていました。
中でも衝撃なのが「生殺与奪権」。
名前からして物騒なこの権利ですがどうやらビッグモーター独自のものではなく株式会社武蔵野という経営コンサルティングの社長•小山昇さんの教えなんだとか。
さらにこの株式会社武蔵野のコンサルを知床遊覧船の事故を起こした会社も同じように受けていたと言います。
こちらではビッグモーターの経営計画書の流出について。そして株式会社武蔵野・生殺与奪権。
さらには過去に株式会社武蔵野にコンサルを受けている会社についてお伝えいたします。
どうぞご覧ください!



ビッグモーターの経営計画書が流出

連日不祥事がメディアを騒がせているビッグモーター。
そのビッグモーターの社外秘とされている経営計画書がまさかの流出をしています。
驚きなのはその経営計画書の内容!

・「幸せだなぁ」「私はツイてる!」を毎日口に出させる
・親睦会などの不参加者は人事評価を下げる
・幹部には部下の“生殺与奪権”を与える
・結婚式より仕事優先
・有能でも社長の思想に染まらない人材は不要
なかなか攻めた内容ですよね・・・
その中でもインパクトあるのが「生殺与奪権」。
そもそもこの経営計画書はビッグモーター独自のものではなく経営コンサルティングを行ってい株式会社武蔵野・小山昇さんの影響を強く受けていると言います。
この株式会社武蔵野とは一体なんなのか?見ていきましょう。
株式会社武蔵野とは?生殺与奪権の教えって⁉︎
株式会社武蔵野とは?
株式会社武蔵野は現在は経営コンサルタントをメインとした会社となります。
その創業は1956年。当時は「ふじ薬局」として武蔵野市に開業。
その後1964年にダスキンのフランチャイズ1号店となります。
現在もダスキン事業は継続しています。
経営コンサルティング事業と環境衛生事業の2軸で運営しています。
気になるのはなぜダスキンのフランチャイズの会社が経営コンサルティング事業?と思いますよね。
ここに現在の2代目社長•小山昇さんが関係します。
小山さんが社長に就任したのが1989年。
当時経営不振に陥っていた株式会社武蔵野の再建のために抜擢されます。
その後見事に業績は回復。

このノウハウを活かそうと経営コンサルティング事業をスタート。
これが企業のメインの活動となったというわけなのです。
生殺与奪(せいさつよだつ)権とは?

株式会社武蔵野・小山昇さんの教えで特徴的なものの一つに
「生殺与奪権」があります。
名前からすでに物騒ですよね。
生殺与奪権とは・・・相手を殺したり、あるいは生かしたり、どのようにしてもよい、思いのままに処することができるという権利のこと。
ここでいう生殺与奪権は主に部下の評価についてです。

小山さんは上司が部下を評価する際に「上司の独断と偏見でつけて良い」と言っています。
おそらくこれは上司の独裁を認めているものではなく、ベースにあるものは「社内の経営方針に対してこの上司と言われる人がしっかり理解している人物である」という大前提あってのことだと思います。
しかし、実際規模が大きくなればなるほど危険な思想ですよね?
ビッグモーターの幹部は「生殺与奪権」を与えていたと言います。
ノルマ主義で生殺与奪権。
実践しなくとも会社の未来が見えるようなことをビッグモーターは行っていたのです。
過去には知床遊覧船の会社も!株式会社武蔵野のコンサルを受けた会社
株式会社武蔵野の取引企業は?

こちらが株式会社武蔵野のお取引先企業となっており
JTBや朝日新聞、マガジンハウスなど有名企業も多く名を連ねています。
また武蔵野の経営コンサルティングのメインの顧客は中小企業。
最短での業績アップを掲げていることもあり、ここからも良くない印象を受けますね。
過去に知床遊覧船沈没事故を起こした会社も小山メソッドだった!
ビッグモーターの経営コンサルだった株式会社武蔵野ですが、
昨年4月に20名の死亡、6名の行方不明者という大事故を起こした有限会社知床遊覧船も同様にコンサルを受けていました。
知床遊覧船の関係者の話。
「桂田社長はあるコンサルタントに心酔していて、ほとんど言いなりのような状態でした。事故の“原因”を作った人間ですよ」
その人物とは小山昇氏。株式会社武蔵野の代表取締役であり、著作も複数ある経営コンサルタントだ。
デイリー新潮より
桂田社長は宗教のように小山さんを心酔し切っていたと言います。関係者によると
天候不良でも船を出させるなど桂田社長のずさんな経営や管理体制は、小山氏の影響によるところが大きい
と言われるほど有限会社知床遊覧船の経営に影響を与えていました。
今回のビッグモーター、そして知床遊覧船ともに共通点としてあるのは利益最優先ということ。
企業である以上追い求めるべきは利益であることは間違いないと思いますが、それが最優先となってしまい、誰も反論ができなくなった時にビッグモーターや知床遊覧船のような大きな事件が起こるのではと思います。
それを指導していた株式会社武蔵野。
責任がないとは言い切れない状況だと思います。
最近ではYogiboの会社も話題に
また不祥事を起こしたわけではないですが最近経営計画書が話題になった会社が。
それが『Yogibo』を取り扱うウェブシャーク社。
社内恋愛の禁止や社長との飲み会の細かい規定などが面白いと話題になりました。
このウェブシャークも株式会社武蔵野のコンサルを受けています。
そのよはホッピーの会社も株式会社武蔵野のコンサルを受けているということで有名です。
まとめ
ビッグモーターの経営計画書の流出と「生殺与奪権」。
その教えを導いた株式会社武蔵野についてお伝えしました。
今回のビッグモーターの件。
深掘りすればするほど闇が広がっています。
この小山メソッドについても過去の遊覧船事故もありかなりブラックな雰囲気を感じます。
今後さらなる真相究明を求めたいと思います。


