【なぜ】点字ブロックに「隠れアンパンマン」誰の為のもの?と視覚障害者から憤りの声多数

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子供に大人気のテーマパーク『アンパンマンミュージアム』
2019年に現在のみなとみらいに移転オープン。その後、5ヶ所(名古屋・神戸・仙台・福岡)にオープンするなどお子さんがいる家庭なら一度は行ったことがあるのではないでしょうか?

このアンパンマンミュージアムで悲しいことがニュースに。
視覚障害者が使う点字ブロックを「隠れアンパンマン」にしてしまったというのです。
ミュージアム側は子供が喜ぶためということのようですが、視覚障害者の方達からは憤りの声が。

こちらでは点字ブロックが「隠れアンパンマン」になってしまった経緯、そしてそれよる危険性などをお伝えします。
どうぞご覧ください。

目次

点字ブロック「隠れアンパンマン」に憤りの声

点字ブロックがアンパンマンに!

今回話題になった点字ブロックの「隠れアンパンマン」。

この点字ブロックが設置されているのは、全国に5カ所あるアンパンマンこどもミュージアムのうち「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」と「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」の2施設。

「うわ!ほんとだー」「こういうのキュンとする」と感激する声が上がっていると言います。

確かに小さい子供なんかは見つけたら大喜びだと思います。
しかし、点字ブロックは本来使用目的があってのもの。

それを頼りに生活している人もいる中でこの点字ブロックの「隠れアンパンマン」に憤りの声が多数上がっています。

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なぜ「隠れアンパンマン」を作ったのか?

Lmaga.jpより

そもそも「隠れアンパンマン」を作った理由は

子供の好奇心を満たし笑顔になってもらうため。と言います。

「未就学のお子様たちは、好奇心が旺盛で、施設内の大きな仕掛けから、小さな仕掛けまで気づいて、見つけたら笑顔がこぼれます。『こんなところにアンパンマンがいる!』という喜びを色んなところに仕掛けており、その一つが、この点字ブロックとなっております。
他にも、隠れたアンパンマンや仲間たちが館内の壁や床に隠れていたり、アンパンマンのお話の中にでてくる『勇気の花』が1つだけ咲いていたりします。ぜひ、楽しんでみてもらえたら嬉しいです」

ハフポストより

確かに館内には至る所に「隠れアンパンマン」や「隠れカレーパンマン」などの人気キャラクターがいます。

これ自体は館内を楽しく回る仕組みとして素晴らしいのですがなぜ点字ブロックをアンパンマンにしてしまったのでしょうか。

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点字ブロックの役割

「点字ブロックは視覚障害者の命綱」としているのは埼玉県の街づくりのHP。

そう視覚障害者はこのブロックを頼りに生活をしているのです。

点字ブロックは2種類あり、線状のものと点状のタイプ。
線状のものは行く方向を示す為のもの。

アンパンマンミュージアムにある点状ブロックは別名「警告ブロック」と呼ばれています。

点状ブロック

丸が並んでいる点字ブロックは、「警告ブロック」や「点状ブロック」と呼ばれます。危険箇所や誘導対象施設等の位置を示す狙いで、階段や横断歩道の前、誘導ブロックが交差する分岐点、障害物の前、駅のホームの端などに設置されています

こちらの「隠れアンパンマン」がいるのは危険な場所=階段があることを伝える場所にあることがわかりますよね!

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点字ブロックが「隠れアンパンマン」で起こる可能性があること

点字ブロックがアンパンマンであることでどんな危険が起こる可能性があるでしょうか。

・子供を蹴ってしまう
・子供を突き飛ばしてしまう
・視覚障害者がつまづいてしまう
・視覚障害者が階段から転落してしまう

ざっと想像するだけでこれらが思いつきます。
実際の視覚障害を持った方も次のように語っています。

「探している子供に気づかず、蹴ったり突き飛ばしたりしてしまったらどうするのか。当事者は前々からそのことを危険視しており、施設に問い合わせた人もいるのに、一向に改善される様子がない」

Yahoo!ニュースより

本来、視覚障害者の安全誘導表示を目的に設置したものがアンパンマンミュージアムでは1番の危険場所になってしまうという矛盾。

また点字ブロックにはそもそも規格が存在します。
それさえも疑ってしまいますね。

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みんなの意見

本来の目的を第一とすべきという意見がやはり多くなっていますね。

来る人がみんな気持ちよく過ごせるように、使いたくない気を使わないですむ空間にしてほしいですね。

まさにそれ!
子供喜ぶ=やっちゃおう!的な安易な発想だったのではと思います。
アンパンマン大好きな小さい子供は視線が低いので余計に喜ぶと思ってしまったんでしょうか。

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まとめ

アンパンマンミュージアムに設置されている問題の「隠れアンパンマン」がいる点字ブロックについてお伝えしました。

点字がある意味。そして種類も考えずに作ってしまったのかなと思うと、その想像力の足りなさにがっかりしてしまいます。
それでも子供が大好きな場所であるアンパンマンミュージアム。
子供が大好きだからこそ、子供も障害を持った人も楽しめる工夫が欲しかったなと思います。

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